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1000円カットQBハウスの株で損をした話

 

 

気候はすっかり春めいて。今日の話はタイトルのとおりである。

 

ちょっと前にQBホールディングスが東証1部上場した。結論から言うと、この株を買ったら思いのほか価格が下がって、損をした、というだけの話である。

 

投資は自己責任、損をしたなら黙って反省。欲にまみれたブタが、誰かの養分になった話なんぞに価値はない…と思っていたのだが、今日ヤフーで以下のような記事が出ていたので、ちょっと記録しておく。

 

1000円カットQBハウスの上場が「期待外れの幕開け」となった理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 

ご存知のとおり、QBハウスは10分1000円で洗髪なしというサービスである。登場した当初は画期的なサービスであった。確かブルーオーシャン戦略という名著でも、モデルとして扱われていたような記憶がある。

 

QBハウスが登場するまで、散髪は時間のかかるものであった。髪を切った後は洗髪し、切り落とされた髪はホウキではいて掃除し…、とある意味ムダの多い業務であった。これをとっぱらい、洗髪はなくし、掃除機で頭を綺麗にすることで、掃除の手間を省く。その画期的なモデルが注目されたのだと記憶している。

 

 

ブルー・オーシャン戦略が発売されたのは2005年であった。あれから13年たつ。フォロワーも増えてきており、 類似業務を行う店もチラホラと見かける。市場における優位性は、既に失っていたのかもしれない。

 

で、今回QBハウスが上場したが、QBハウスはこれまでに多々買収されていた。オリックスやら、ジャフコやら、インテグラルやら。そして一連の買収に使われた手法が、LBOレバレッジ・バイアウト)である。

 

レバレッジ・バイアウトとは、買収先企業の資産やキャッシュフローを担保に資金を借り入れるものであり、これが上場後の株価を重くし、価格上昇の足かせとなっているという。のれんと負債の増加につながるのだ。

 

ちなみにLBOのメリットとしては、少額の資金で買収を行えることである。

 

他方、LBOは金融機関にもリスクを負わせるため、借入の金利コストは通常より高い。借入契約の条項の中でEBITDA目標値等の制約条件も付けることもある。この結果、事業経営の自由度が下がり、市場で競争に勝ち残っていくことが難しくなるというリスクもある。

 

 

なお、以上のことは株を購入する前には分かっていた。のれんや外部借入が多く、安全性が低い財務諸表であるということも。

 

だけど、ネームバリューでイケると思っちゃったんだよなあ。

 

というように、ネームバリューを過信した事、さらにはそのネームバリューもひと昔前のものからアップデートできなかったこと、この2点が敗因だろうか。

 

中小企業診断士の勉強にもなると思ってはじめた株式投資だが、高い勉強代とならないよう、今後も注意していきたい。

 

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