使いかけの化粧品・コスメをメルカリやヤフオクで買う消費行動
メルカリの登場で、今どきの女性の消費行動が変わっているという。
特にアパレル関係や、化粧関係。業界の人もついていくのが大変のようだ。
ポイントとしては以下のとおり。
(1)服のブランド物を買う時は、「売ること前提」で選ぶ
(2)コスメは「使いかけ」を買って試して、また売って
(3)服の買い物は、スマホで完結する(メルカリ等のアプリ)
(2)について。コスメの使いかけを買うのは、試供品は一回きりではダメで、一定期間使ってみたいからだとか。これはまあ分からないでもない。店側も、テスターや試供品だけでなく、10回分を格安で売るなど、工夫できる範囲ではないかと思う。
興味深かったのは(3)である。最近の子はアプリを使ってオンラインで服を買うことに抵抗がなくなりつつあるそうだ。オンラインで服を買うサービスが生まれた時、自分は「これはうまくいかないな」と思ったものである。なぜなら試着ができないから。届いた商品が返品できるにしても、それは手間である。「試着ができない」は大きなネックだと思った。
だが、これはフリマアプリの登場により状況が変わる。なんでも出品者に対して、気さくに質問できることで、「試着できない」不安を払拭するのだとか。細かに質問して回答してもらったり(店がこれをするのは難しかろう)、実際に試着してもらったりして、「買っても問題ない」と判断するのだとか。細かいサイズをはかってもらうことも可能だ。
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また「買って見たい」と思える服も、雑誌ではなく、「いいね!」を多く集める素人にうつりつつあるそうだ。実際に購入の場がスマホの中だけで終わるのであれば、それも分からないでもない。単なるスマホアプリかと思っていたが、ここまで消費行動を変える可能性があるとは。予想以上ですわ。
これだけメルカリの影響力が強くなると、ますますフリーライダーなんかも増えてくるのではないだろうか。実店舗も大変であるし、amazonですら影響を受けるのではないだろうか。
ちなみに自分自身もメルカリを使ったことがある。確かに出品から送付まで、非常に楽で驚いた。メルカリは、2018年の6月には上場する。まだまだ快進撃は続くのであろう。
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