議論がうまい診断士になるために(その2)
議論がうまい診断士というトピックをよく考えている。
ビジネスパーソンが目指すべきは「議論に強い人」ではなく、「議論したくなる人」だ | 未来を変えるプロジェクト by DODA
最近、上の記事を読んだ。
ポイントは、議論をする際には、「相手vs自分」という構図にするのではなく、「相手と自分vs問題」とすべきだという。
この考えは、診断士の議論の姿勢としても正しいであろう。経営者と議論する事はあるだろうが、必ず問題を解決するという目標は忘れてはならず、議論の勝ち負けにこだわらないことが大切である。
相手の意図を汲み取って、状況や使えるリソースを踏まえ、現状を整理する。その結果をもとに、様々なツールを使い、問題を解決するには何を優先して行うべきか。その姿勢を常に持つようにしたい。
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そのほか、自分が議論や質疑応答が上手にできるように心がけていることは、常に準備しておくといういうことである。事前に「問題はあるか」「本質は何か」「リスクは何か」といったことを考えておく。さらに以下の点に注意している。
- ノートを使って思考する
- 1日5分でもいいので考える
- 思考の時間よりも回数を重視する
- 思考の間に何かインプットや勉強もできると良い。
ノートの使い方については過去にも記事にした。
ちなみに思考を細切れにする一方、思考と思考の間に単純作業を行うと良い。タスクも消化できる一方、頭の休息にもなる。この繰り返しによって、飽きもしにくくなり、トータルで長時間作業ができると私は思う。
これに加えて、実際に議論の場を設けられたらベターである。しっかりと準備し、実際に議論し、その内容を再度反省する。その繰り返しことが、議論の力を上げる上で重要なのだと思う。
とはいえ、自分の議論力ももっとあげる必要がある。日々、研鑽していきたい。