俺はSTEAM育児とお菓子作りで家族からの評価を上げたい

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仕事で巧遅より拙速を心がけた自分がハマった落とし穴

 

 

巧遅より拙速。

 

時間をかけた100点満点よりも、60点でも早く終わらせた方が良い、という意味である(と自分は考えている)。自分が業務において、特に重要視している姿勢である。

 

拙速は、デキの悪いものを同僚なりクライアントに提出することになる。不満を招くこともあるが、メリットも多い。特にアウトプットに関して、クライアントの意向を確認できる。クライアントが望むものと大幅に異なっていた場合、修正しやすいというのは大きなメリットであろう。また、クライアントに対して、進捗状況を伝えることができる。

 

仮に完全に仕上げて送ったアウトプットが、依頼者の考えていたものと大きく違っていた場合、修正にかかる時間も無駄であるし、それまでに作成したものも無駄である。ダブルで無駄であり、避けるべき状況と言えるであろう。

 

 

だが、この拙速を重視する姿勢によって落とし穴にハマったことがある。

ある日、上司から以下のようなことを言われたのだ。

 

上司「君は、仕事は早いけれどもアラが多いよね。」

 

自分「そう心がけています。完璧なものを作成して送るよりも、未完成でも早く送る方が、意見やコメントももらえて有益と思いますので。」

 

上司「いや、それは状況によるんじゃないかな。社内や内輪のグループ間での共有には拙速で良いと思うのだけれども、クライアントや外部の人には出さない方が良い場合もあるよね。」

 

自分「(うーん、そうだろうか。粗くとも「とりあえず確認してください」と連絡しておいた方が、進捗状況も伝えられて良いような…)はあ、そうですね。共有するにしてもクオリティは高めるようにしないといけないですね。」

 

 

以上の会話では、最後に「結局そのあたりのクオリティは、人によって異なるから詰めてもしょうがないよなあ」と考えて打ち切ってしまった。

 

だが、後から思い返したのだが、上司は私が送ったものを「アウトプットの一種」として捉えている。だが、自分は「アウトプットの一種ではなく、イメージのすり合わせ」として送っていた。このあたりの意識の違いは、しっかりと説明するべきだったと思う。

 

このように、拙速は重要であるが、人によっては「半端なアウトプットを送ってきやがって」と思う人もいる。拙速のアウトプットを送る際には、「これはアウトプットのイメージをすり合わせることを目的としたものです。アウトプットではありません。」とハッキリと述べて送付することをそれからは心がけている。

 

やり直し・差し戻しをなくす できる人の準備力

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