社内でのチームビルディングや結束力強化に関する会議は、場所、時間、雰囲気を考えましょう、という話。
面談は「会議室」でしてはならない(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース
示唆に富む記事であった。
会議のゴールには、原則「決める会議」「伝える会議」「生み出す会議」「つながる会議」の4つがあるという。中小企業診断士がクライアントのところで行う会議は、「伝える会議」か「生み出す会議」になるだろうか。チームで経営コンサルを行う際には、「つながる会議(=チームビルディングのための会議)」を行うことになる。上の記事では、この「つながる会議」で重要なことは「環境をゼロベースで設計すること」だという。
要は、会議を行う場所、雰囲気、時間帯を考え直そう、ということだ。
今、普通の企業であれば、会議を行うとなると「会議室」で「15時から」「フォーマルで」といった形で設定しているだろうか。そもそもこの形式は必要なのか?ということである。必要ならば、「カラオケで」「20時から」「カジュアルに」やってもいいのである。会議に煮詰まったら、ちょっとカラオケをして気分転換して、再度話し合っても良いのである。
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以上の話はチームビルディングにおいて関係する話である。だが、経営診断のための会議も、「会議室」に限定する必要はないのではないだろうか。会議が終わって、会議室から出てエレベーターホールに行くまでの間に、人は本音を漏らすこともあるという。
「会社の現状を知る」ために、会議室だけではなく、ホテルのラウンジであったり、公園であったり(逆にまわりに人がいてダメか)、その場その場で適切な場所、時間帯、雰囲気を考えるようにしたいものである。経営者だけでなく、総務部と軽い雑談をするときに真実が見えてくることもあるという。
「何を聞くか」も重要だが、「どのように聞くか」も意識していきたいものである。
グーグル、モルガン・スタンレーで学んだ 日本人の知らない会議の鉄則
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