最近読んだAll Aboutの記事によると、どちらも経営知識を習得するのは同じだが、以下の点が違うようだ。
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経営知識 |
広く浅く |
特定の分野を深く |
受験資格 |
誰でも受けられる |
社会人経験3年(暗黙のルール) |
目的 |
経営コンサルタントの認定 |
経営幹部の養成 |
取得期間 |
人による(半年~3年?) |
1~2年 |
学習手法 |
知識とスキルの習得 |
ケーススタディ中心 |
同じ経営知識でも、診断士は広く浅く、MBAは狭く深い(経営戦略や意思決定等)。自分としては中小企業診断士の勉強を経て、MBAの勉強もカバーできるものかと思っていたが、そうでもなさそう。並行して勉強しても面白いかもしれない。
なお外資系コンサルタントとも、基本的には類似しているが、何かしら違うところがある。それについては以下の記事をご参照頂きたい。 ここは区分することにあまり意味があるとは思えないのだが。
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最近、「中小企業診断士の仕事」を訴求する動画を見た。協会が募集しているもの。
この動画によると、診断士は幅広い知識に加えて、何か専門性を持つ。つまりT字の専門性(広い経営知識と深い1つの専門性)だ。そのバッジは羅針盤をかたどっており、羅針盤のような存在になって欲しいのかもしれない。つまり、会社がどこにあるか、そしてどこに向かっている(向かうべきなのか)を、「よそもの」として、助言する存在。
そう考えると、中小企業診断士はメンターのような存在でもあるべきなのだろうか。経営の知識等でビシバシと改革を進めるのではなく、長くじっくりと経営者と付き合い、良き伴走者となるような存在。そんな存在を目指すべきなのかもしれない。
なお中小企業診断士のバッジも、募集してデザインが決まったとのこと。診断士協会、こういうの好きですな。