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私立より国立大学を目指すことで身についた3つの社会人スキル

 

 

その昔、自分も大学受験生だった。

 

多くの時間を大学受験への勉強に割いたと思う。国立大学を目指した私は、国、数、英、社、理、全てを満遍なくマスターしようとした。あらん限りの努力をした。

 

今、あの日々を振り返るに、多大の時間を勉強にかけた価値はあったと思う。

 

悠久の時を経た今、どのような価値を感じているか、以下に記す。

今の受験生に何かの足しにでもなればと思う。

 

1 自分の適性(向き、不向き)を知ることができた

 先に述べたとおり、私は5科目全てを努力した。

 

最初は全科目等しく勉強をしようとした。だが、面白いことに、吸収力は科目によって異なる。点数が上がりやすいものとそうでないものが、歴然として現れた。私の場合は、特に英語が伸びやすく、数学が伸び悩んだ。

 

当時は勉強のやり方が悪いのかと考え、勉強法に関する本を読みあさり、試行錯誤を繰り返した。苦手な数学にはより多くの時間を補填した。それでも、点数は上がらなかった。

 

今でこそ分かるのだが、これは数学が自分にあってないからだった。仕事を始めた後も、私は語学に関する仕事は極めて強いのだが、数字を使うものはどうしてもミスをしてしまう。おそらく本質的に数字を扱う業務のが苦手なのだろう。

 

話は飛ぶが、大学終了後、私は就職活動を行った。

 

特に大学時代でやりたい事も見つからなかったので、なんとなく数字を使う仕事(会計とか)に付いたのだが、ややミスが多かった。それでも、人の2倍は働き続けてミスをカバーしようとした。だが、やがては気づく。この働き方は、非効率ではないのか?と。

  

「自分の適性を知ることができた」とタイトルに書いたが、実際に気づいたのは就職した後の話である。これから就職するという方がいるならば、大学に入学した段階で自分の強みが何にあるかについて判断し、進路の選択に大いに役立ててほしい。

 

吸収するのが苦手な分野で戦っていくのは、なかなか一苦労だ。

 

2 苦手意識なく、新しく何かを学ぶことができる 

先述のとおり、私は数学の吸収が悪かった。

しぼりだす成果も評価が高いものではなかった。

 

苦行に近いものではあったが、それでも様々な工夫をして勉強した。それは、どのような分野の勉強をする時にも役立っている。

 

社会人になると、基礎知識もなく新しい分野を1から勉強しなければならないことも多い。高校時代に5科目にチャレンジして「逃げなかった」経験があると、IT関係、プレゼン方法、統計学、中国語、何であろうと、挑むことができる。

 

だから、受験生の諸君には、なるべく全科目の勉強をしてもらいたい。安易に苦手科目を落として受験科目で大学を選ぶことや、推薦を選ぶことは、最後でもできることだ。

 

こう言ってはあれだが、私立一本で大学受験した人には、新たな分野に対して「苦手だから・・・」とチャレンジすらしない人もいた。文系であれば数学系に対して弱く、私立理系であれば語学系が弱いようである。

 

3 タスクをこなす上で戦略性がつく

自分は、5科目の勉強をするにあたり、戦略を練った。

 

英語・数学を優先してやり、社会・理科は後半に時間をあてた。英語・数学は能力をつけてもなかなか落ちないが、社会・理科は暗記科目なので忘れることが多い。このため、英語・数学に集中して時間をかけ、早めの定着を目指した。

 

このように勉強をするにあたり、どういった時間配分を行い、予習・復習はどうやって行うかなど、戦略をたてて進めていった。この姿勢は、自分が社会人となった今も役立っていると思う。

 

まとめ

このように大学受験からは、知識以上に得られるものが多い。もしも苦手だから、と私立受験を最初から目指すのであれば、まずは国立大学を目指して全科目勉強してみて欲しい。きっと得られるものは多いであろう。

 

社会人となって今思うのは、やはり受験勉強は楽である。参考書は豊富にあるし、答えも用意されている。社会に出ると、参考書なんてない分野の勉強を強いられることもあれば、答えがない問を立てなければならないことも多い。それでも、大学受験を経たという経験は、自分にとっての糧となっていることは確かだと思う。