逆転!40代にして公認会計士試験の資格取得に挑む中小企業診断士のブログ

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会議での発言力を高めるために、普段から意識している「考え方」について

 

議論や会議において自分の意思を通すための「考える力」と「発言力」を高める方法について整理しました。普段自分はこのように考えて、発言をしております。

 

 

 

そもそも、なぜ考えるのか

人生最良の瞬間を目指すためである。人は、消極的で受容的な瞬間でなく、自分の体と心が限界まで引き延ばされ、自分の実力を少し上回っている難しく問題を解決し、何かを成し遂げた瞬間である。

 

考える手法

【まず考えるべきこと】

 

・問いを問う

 実際に考え始める前に、そもそも「この問いを考えてよいのか?」「何に答えるのか?」を考える。 生産性を高めるためには、どういう問題設定をしたか、が重要。

 例)木こりが切り落とす木の数が徐々に減っている→最後に刃を研いだのはいつか?

 

・今、何を考えるべきか正確に把握する

 「課題の発見」なのか、課題解決案などの「アイデアを発想」するのか、

 既に出された案を決めるなど、「何かを判断する」のか、「考えをまとめる」のか。

 それに応じて使うべき「考え方」は異なる。

 

・思考停止を許さない 

 何も考えずに短絡的に吸収する、という姿勢は厳罰の意識をもって臨む

 

・問題の発見方法

 面倒くさい方法は間違っている。前提の仕組みがおかしい、という姿勢で考える

 

 

次いで、以下の考え方マンダラートを行ったり来たりしてロジックを強化していく。

ひとつの問題や質問に対して、どの考え方が適切かどうか当てはめていく時もある。

またマンダラートそれぞれの考え方で、さらにマンダラートをつくって考える。

 

 

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考え方のマンダラート

 

①目的・背景・そもそも論
 そもそも目的が何だったのか、背景が何だったのか考える。 理想とする将来像を描き、そのギャップから考察するビジョンアプローチで考える。 (なおギャップアプローチは、定量的な目標を設定し、組織構成員をプレッシャーによって駆り立てていく方法)

仮説思考

 直感的にまず考えるパート。ここだけ短絡的に考える。 

 直感的な早い思考と、熟慮の上で時間をかけた遅い論理的な思考を分けて考える。

 仮にそれが解決すべき問題として、その目的を達成する際に、どういった解決策が考えられるか直感で考える。

 あわせて関連するデータや数字を揃え、その仮説が正しいか確認するとともに、

 データが揃わないところは新たに仮説で補填する。

 

③要素分解・なぜなぜ思考、MECE、ロジックツリー(論拠の深堀)

 なぜなぜ分析し、問題をさらに細分化し、MECEで足りないところがないか整理。

 近因と真因を分けて考える。技術的な問題なのか、組織的欠陥が真因なのか。

 また各要素に対して、データ収集して分析を行い、それぞれ問題化どうか検証する。

 
④構造的な思考・メタ思考・抽象思考
 前例から何かを考えるのはよくある考え方であるが、そうではなく、
 過去の事例を構造化し、抽象化し、それを他の事例にも当てはめていく。
 抽象化は、固有名詞をどんどん抽象化し、一派的な名詞に変え、図で示す。
 複雑な事象を他者に簡単に説明できる人は、このスキルが高い。
 高次の共通点を見つけるには、ひたすらWhy思考。
 アナロジーは、一見全く違った領域のことを他の領域にも利用できる。
 
多面的、多角的思考
 関係する分野、あらゆる分野からメリデメを考える。留意点を考える
 競合、お客様、会社など、様々な立場から、本当に問題か、メリデメを考える。
 「もしも」で考える。
 例)「もし取締役が新しいCEOを連れてきたら、何をするだろう?」
 
⑥具体化
 それを実現するためのアクションは何か。ボトルネックは何か考える。
 ③を中心に考える。
 
⑦決定する基準を考える
 どのアクションをとるのか、その選択基準や判断軸を何にすべきか、明確にする
 基本的にはロジックを積み上げて、最後に飛ぶ、という姿勢も備えておく
 
⑧図で考える
 改めてロジックツリーのピラミッドやPPMなど、図で単純化して示せないか考える。
 図で埋められていない空間について、第3のストーリーなどが存在しないか検討。
 
 

考えるための姿勢

上記の考え方を駆使するにあたり、備えておきたい姿勢は以下になる。
 
・当事者思考
 自分事で考える。
 顧客がいる場合、自ら最善な解決策を考え、ポジションをとり「道先案内人」となる
 なお、自分ごとになるプロセスは「認知→理解→共感→行動」
 
・当たり前とされていることでも疑う
 前例があるから、常識だから、皆がそう言っているから、と納得しない。
 自分で納得するまで考える。
 
・思考を「書く事」で見える化する。
 脳内のメモリには限界がある。吐き出すことで、新たなアイデアが出る。
 2つのノートをつくる。1つは読書メモと仕事のやり方などまとめ版。
 もう1つは思考ノート。思考ノートで考察する。
 会議中も、ホワイトボードがなくても紙に書いて考える。構造化する。
 
・考えるための情報収集は必ず行う。
 ただ情報は多すぎると情報オーバーロードになり、意思決定プロセスが複雑化する。
 ほどほどの情報を集めたら、フレームワークやマトリクスで整理して結論を出す。
 集めた情報を分析したり整理した後は、元の資料を手元に残さず捨ててしまう。
 
心理的な罠を避けるため、フレームワークでも分析し、第三のストーリーを探す。
 一考二案が基本。プラスαでC案を出す。
 直感は色々とバイアスがかかる。
 悪魔の代弁者の視点を取り入れ、自分以外の視点を積極的に模索する。
 
・力の配分も考え、考える時間を慣習化する。
 午前中は考える仕事、頭を使う仕事に集中。メール対応などは午後に行う。
 割り込みマルチタスクをコントロールする。メールの確認は1日3回。
 早朝と、お風呂の時間、1日2回「思考の時間」を確保して習慣をつける。
 考える回数を増やすことで、潜在意識も利用。考えつくし、潜在意識に考えさせる
 
・「分からない」時は分類して、何が分からないか明確にする
 何が分からないのか分からないなら、関連情報を調べて何が分からないか明確にする
 答えが分からないならば、自分の頭で考え始める
 

普段からやるべきこと

こういった考え方や姿勢を身体化するためには、日々以下のようなことをする。
 
・なるべく通常業務に余裕をもたせ、考える時間を確保する。自分の領域を広げる。
 専門性こそ、時代にあわせて進化させることを意識して専門性を広げていく。
 苦労しないでできるならば、新たな挑戦をしろというサインである。
 現在のポジションに軸足を置き、周辺の領域にも手を出す。迷うなら挑戦する。
 一生をかけて訓練し続ける、思考を磨き続けることが必須と認識する。
 仕事も常に何かを「試す」という姿勢をもつ。新しい要素を一つは入れる。
 
ロジカルリーディングや、意思決定をする場数を増やす。
 日常のあらゆる場で、「考え分析し」「何かの基準に基づき決定し」
 「自分の意見として言語化する」ことを練習する。
 社説の主張に対し、どう考え、何をすべきか、具体的なアクションに落とし込む。
 
・キュリオシティ・ドリブン
 日常業務でない何かで、関心あることを突き詰める。日本人のインプットは不十分。
 情報収集し「オリジナルでないもの」を確認し、「何が行われていない」か知る。
 分かっていないことの中から「分かりたいこと」を選択し、仮説をたてる。
 事実関係を調べつくしてリスクは最小化され、その過程で新たな可能性が見える。
 

発言力を高めるために

これらの考え方を踏まえて、実際に会議での発言力を高めるポイントが以下となる。
 
・適切な発言の形式を考える
 ①意見を主張:主張+論拠(理由)
  事実は「です」推測は「おそらく~と思います」伝聞は「~だそうです」
 ②報告:「本題」+「詳細」+「所感・対策など」
 
・会議における発言量と影響力は比例する
 会議での発言の量を増やすようチャレンジする。つまらないことでも良い。
 会議で発言しないのはマイナスと認識する。
 発言量を増やす近道は、自分で仕事を作った時。自分が発言するしかない。
 
・意見を主張する時は、必ず「根拠や確信をもって言う」
 根拠やこう考えました、という姿勢そのものが、意見を通すこともある。
 逆に、相手の発言に根拠や考察が感じられないならば、反論する。
 特に、他者はアイデアのみで行ってくることもある。
 実現可能かよく考えて受ける、理想的にはそうでも、
 ステップバイステップでうけるべきものもある
 
・求められている質問に対し、適切な構造を考えて解答する。
 例えば検証や主張ならば、「主張+論拠」で解答する。
 戦略、アクションについて述べるならば、「目的+手段」で。
 なお、事実と意見は必ず区別して、報告する。
 例)「~ということが起こりました、ここから私の意見ですが~」
 
・すべての仕事の進捗は、定量的に管理しておく
 いつ聞かれても、何%終わり、残り何時間で終わるか説明できるようにする。
 プロジェクトマネジメントの意識で。
 
・会議の空気も読む。ロゴス(論理)・パトス(情熱)・エトス(信頼)を意識する
「感情に訴えかける時」とか「信頼を勝ち取る時」であれば、それにふさわしい発言をする。そういう場を読む能力を考える。
 
ルービックキューブと考え、個々の事実をしっかりと集める。
個々の事実を小さな立体の一個の表面ととる。あちこち回していると、答えが見つかる。当然ながら用意周到な事前の作業が必要。問題解決は「事実」から出発する。解決に到達するための道や柱の礎となる連がである。山のような新聞や雑誌の記事、文書を徹底的に読み込み、担当する問題をイメージできるだけの事実をかき集めて備える。
 
それが存在理由である。