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インフルエンサー・マーケティングは胡散臭いのか

 

 

世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のことを、インフルエンサーという。

三省堂による「今年の新語2017」で、インフルエンサーは第2位に選ばれたんだとか。乃木坂46インフルエンサーという曲を出しているし、一般的な言葉になってきている。

そして企業がインフルエンサーを活用して宣伝することを、インフルエンサーマーケティングというそうだ。

 

 

このインフルエンサーという言葉、自分はあまり好きではない。なんだか胡散臭いと思っていた。だが、中小企業が強いブランドをつくる上で、インフルエンサーとの連携も効果的なものだと、岩崎氏の「小さな会社を強くするブランドづくりの教科書」にも書かれていた。

 

はて、中小企業の事業でそういった胡散臭いものをやってみてもいいものかね。そう思っていたのだが、どうも自分の中でのインフルエンサーの定義が曖昧だったようだ。岩崎氏によると、例えば農業関係で、野菜ソムリエ、シェフ、料理研究家、料理教室の先生、市場関係者といった方々がインフルエンサーとなる。こういったインフルエンサーとの連携は、悪い事ではないと。

 

この説明は腑に落ちた。確かに、その業界で、専門知識や知見を持った人に対して、商品やサービスの意見を求めたり、共同開発をするというプロセスはブランドづくりでも、質を高める上でも良いものに思える。その結果、twitterなりブログで「いいものです!」と宣伝されるのは、まっとうなことだと思うし、消費者にとっても良いことではないだろうか。

 

 

ではなぜ、自分はインフルエンサーという言葉に胡散臭さを感じるのだろうか。おそらくだが、単にフォロワー数や読者数の多い人が、その発言が多くの人の目に付きやすいことをもって、影響力があると言っているのが引っかかるのだと思う。単に数の力だけで、情報の発信力の大きさで、インフルエンサーと名乗っているのが…、うーむ。

 

自分としては、インフルエンサーが商品やサービスの情報を「良いもの」と発信する際には、何かしらの専門知識や、知見があって、質を保証できる存在であって欲しい。

 

…などと考えるのだが、この考えも何か違和感があるな。インフルエンサーの聖域化というか。 単に多くの人の目に触れるTVCMや新聞広告に対しては問題ないと思いながら、インフルエンサーの発信にはうさんくささを感じるのは、何か違う気がする。

 

この問題は、もう少し考えを深めていきたいところである。

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