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「中小企業診断士で独立できるのか?」を知りたくて読んだ本(2月11日更新)

 

 

自分は、診断士として独立できるのか。

・・・ということを最近はよく調べている。

 

結論からいうと、すぐに独立するは難しいと感じた。

自分自身をもっと売り込んで、自分のブランディングをある程度してからでないと、事業として鳴かず飛ばずになってしまう。今は企業内診断士として働きながら、しっかりと発信して自分の価値を高めていくということが重要、と感じている。

 

 

実際に「独立できるだろうか」という視点で読み漁った本を記録として残しておく。

独立する! 中小企業診断士 開業のコツ60

独立する! 中小企業診断士 開業のコツ60

 

診断士の開業について、1問1答の形で書いた本。実態について述べている。

特に診断士の年収は700~800万円と言われるが、実際は成功している人が対象となっており、実態に則していない点など、なかなか参考になった。公的診断は儲けにくく、セミナー講師も稼ぎにくい。独立に夢を持っている人なんかは、一度読むとよいと思う。

 

 

こんなにおもしろい 中小企業診断士の仕事<第3版>

こんなにおもしろい 中小企業診断士の仕事<第3版>

 

中小企業診断士として独立しやすい人の特徴や、実際に診断士として働く日々について記載された本。自分の報酬を稼ぐにはクライアント企業の利益や現金を増加させる提案力が重要であり、課題解決のための人脈構築の能力が重要と感じた。特に人脈は、士業から不動産系の専門家、金融関係専門家、IT関係の専門家など、自分が関わるビジネスによって変わってくるということを学んだ。

 

また自分のブランドを確立することが重要であり、実際にニッチな分野での著書が多いと、国際的な会議に呼ばれたりすることもあるようだ。

 

診断士は町のかかりつけ医師、という話をどこかで聞いた気がする。最初に診断をして、必要な専門医に紹介できる能力。これが重要なのであろう。その他、経営戦略の立て方として、①経営理念→②経営方針→③経営環境の分析→④自社の強みの確認→⑤事業領域(ドメイン)の確認→⑥マーケティングプラン→⑦実行計画をたてる、ということが紹介されていた。 

 

 

中小企業診断士の資格を取ったら読む本―ミーコッシュ革命で年収3,000万円は達成できる

中小企業診断士の資格を取ったら読む本―ミーコッシュ革命で年収3,000万円は達成できる

 

年収3,000万円を稼ぐための「マインド」、「ノウハウ・スキル」、「コミュニケーション」、「健康・ビジネス環境」等について述べた本。基本的には①顧問、②研修・講演、③執筆・調査、④公的支援が診断士の稼ぐ道として紹介され、それぞれの分野での第一人者を目指し、②~④から①へつなげていくことが重要と感じた。

 

研修・講演分野で自分を売り込むには、①公的支援機関を直接訪問、②研修会社に専門家として登録、③先輩診断士にアシスタントとして参加、などがある。執筆においては、①得意の執筆プログラムを持ち、②今日的テーマを雑誌社等へ売り込み、等が重要となる。

 

中小企業診断士 (シリーズ“わたしの仕事”)

中小企業診断士 (シリーズ“わたしの仕事”)

 

広島で独立開業した診断士の経験について紹介している本。正直、一番おもしろかった。地方で開業すること、顧客開拓における苦悩、自分の売り出し方、そして診断士としてのこれから。開業3年目に書いた本だが、どういう事を経験し、何を考え、どう過ごすか、非常に参考になった。

 

個人の診断士の仕事のルートとして、次の3つが紹介されていた。①個人で企業や団体と直接取引・契約する、②企業等に登録コンサルタントという形で登録して仕事を受注する(商工会議所等)、③横のつながりで仕事を紹介される。 最初は②からせめて行くのが良い。 

 

士業のための「生き残り」経営術 (角川フォレスタ)

士業のための「生き残り」経営術 (角川フォレスタ)

 

この本もなかなかおもしろかった。筆者は中小企業診断士ホルダー。多くの士業も営業活動が必要と言われて久しい。この本では、資金調達、営業、 セミナー運営方法、本の出版、紹介などについて述べられていて、参考になった。 

 

出版については、「出版したい」と言い続けることが重要。また「売れるかどうか」「ニーズがあるかどうか」を企画書で説得する必要がある。

 

士業は営業力。けだし名言である。

 

年収1億円を実現する FP独立・開業読本

年収1億円を実現する FP独立・開業読本

 

中小企業診断士とFPはシナジーがあるのではないか。個人的にはそう感じている。 

 

特に、起業支援をする際には、個人事業主をサポートするわけだが、当然私生活の金回りも考えてあげた方が良い。その時に私生活もFP技能士として支援できれば、良いのではないだろうか。

 

この本によると、相談料として利益を出すよりも、保険などの商品の紹介でお金を稼ぐ、というのが良い模様。まずは副業として初めて、最初は友人・知人を介してリピーターを育てる。また見込み客をセミナーに動員し、セミナーでニーズ喚起をし、見込み客のフォローで個別相談に導く、という話は参考になった。 

 

だから、会計業界はおもしろい!

だから、会計業界はおもしろい!

 

公認会計士や税理士を中心に、業界について述べている。

これを読むと、公認会計士や税理士は今後コンサルタント業界に一層浸出してきて、診断士業界と競合するのだろうな、と感じた。

 

前に診断士はAIにとって代わられにくい、という報道があった。 経営コンサルは決まったルールがなく、クライアントにあわえて適性な解を求められるからであろう。

 

では、AIにとって代わられやすいという公認会計士や税理士はどうなるか。それは、コンサルタント業界への進出であろう。そうなった場合、中小診断士の強みは何なのだろうか。10年後、20年後、AIにとって代わられないにしても、競争そのものは苦しくなっていくのではないか、と感じる。

 

元JICA専門家 中小企業診断士 298日間の海外支援奮闘記

元JICA専門家 中小企業診断士 298日間の海外支援奮闘記

 

JICAの専門家として、途上国の中小企業を支援した人の話。ちょっと特殊な形ではあるが、海外で働きたい人には参考になるのではないだろうか。 

 

資格貧乏物語 (ベストセレクト)

資格貧乏物語 (ベストセレクト)

 

小説である。独立診断士で、商店街を相手にコンサルティングをしながら、予備校の講師をする人の話。まあ、読み物として。

 

診断士ギョーカイ用語辞典150―ストーリーで読む

診断士ギョーカイ用語辞典150―ストーリーで読む

 

 こちらもストーリーを読みながら、中小企業診断士の業界について学べるもの。同じく、読み物に近い。10年前のものなので、参考として。

 

 

 

 

職業、企業内診断士―アサヒビールグループ診断士の会の挑戦

職業、企業内診断士―アサヒビールグループ診断士の会の挑戦

 

 

企業内診断士の可能性 NECグループ中小企業診断士103人の挑戦

企業内診断士の可能性 NECグループ中小企業診断士103人の挑戦

 

このあたりは、大企業の中の企業内診断士の話として。企業の中でどう資格活用していくか、学びたい人に向いている。独立開業とはちょっと違うけれども、参考図書として。

 

 

・・・というような感じで、チマチマと勉強しています。

診断士として独立して成功するモデルは、おそらく人によって異なるのだと思う。自分なりに、どういう形でやっていけるか、引き続き考えてみたい。