(事例3)H29年度 事例3の加点?キーワード
MMCから解答速報が届いた。
事例3については、自分の再現答案の内容から最も離れた内容だった。嗚呼。他の予備校の回答の方が、まだ近い(それでも遠いけど)。頼りにしてたのに。。。
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さてさて、模範解答もある程度そろったので、自分なりに重要なキーワードをまとめてみた。自己採点のためでもあるが、口述対策にもなると考えている。興味深いのは、第1問も第2問も、「専任担当制から多能工化へ」があがっている事。切り分けが難しいと思っていたが、予備校でも分かれるようである。
第1問 生産管理上の課題とその対応
課題 |
対応策 |
【人員・生産体制・生産管理】 ・専任作業員の多能工化 ・生産現場の協働体制 ・操作・加工方法等の社内統一化 ・全社的な生産管理
【品質】 ・設計担当者の検査作業の軽減 ・品質の安定化
【発注・納期】 ・発注と納品を一元管理 ・外部企業との連携 ・納期の安定化
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・操作方法のOJT ・生産計画策定者の配置・訓練 ・操作加工方法の標準・マニュアル化 ・社内工程が連携できる体制を整備
・最終製品検査班の設置 ・最終検査方法の標準化・訓練
・一元管理する部門の設置 ・外部企業と情報共有・管理 ・生産計画・生産統制 ・調達先と連携 |
第2問 生産業務整備・生産能力向上の課題と対応策
課題 |
対応策 |
【受注関係】 ・作業者の顧客との打合せ軽減 ・受注作業効率化 ・迅速な生産対応
【人員・生産体制】 ・製造班間の打ち合わせ ・専任担当制から多能工化 ・柔軟な人員配置による設備稼働率向上 |
・製造指図書による加工指示体制整備 ・繰り返し業務の打合せの簡略化 ・受注・生産指示等の共有化
・小集団活動、社内情報の共有体制 ・技術の標準化とマニュアル化 ・OJTやジョブローテーション |
第3問 ホームページ活用方法と社内対応策
ホームページ活用方法 |
社内対応策 |
・製品紹介、自社製品のPR ・加工機の実演動画の掲載 ・質問メール受付・ニーズ収集 ・加工精度等のメリット紹介 ・よくある質問のFAQ掲載
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【営業】 ・営業部の製品研修、提案力向上 ・設計部員の直接対応 ・頻出質問を含む営業資料作成 【人員配置】 ・HP担当の人員配置 ・問合せ対応者の人員配置 【その他】 ・顧客別の複雑形状の加工実演 ・NC初心者向けマニュアル作成 |
【目的・効果】 ・顧客からの問い合わせ迅速対応 ・潜在顧客からの問合せを受注へ ・NC機械初心者顧客に安心感 |
第4問 高付加価値な製品とサービスのための方策
製品 |
サービス |
・製品機能を向上する製品開発 (汎用性・操作性が高い機種) ・ニーズを踏まえ、加工機の改良 ・機械付属品の販売 ・新事業に投入集中、改良・開発 ・外注の検討 |
・技術的指導サービス ・メンテナンスサービス ・プログラムの提供・作成支援 ・ユーザー向け訓練 ・アフターサービス
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【社内方策】 ・サービスメニュー ・接客技術を充実 ・人員に対して研修 |
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こうして眺めると、オーソドックスな切り口がほとんどである。とはいえ、自分の答案がちゃんとカバーできているかは不安である。また、QCDのうちQ(品質)とD(納期)について触れた模範解答は多いが、C(費用)についてはどこもそんなに触れてないんだよな。バランス考えると、第4問でコストカットについても述べるのが自然なのかな。
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