2017年度の試験は10月22日。10月は、3週間だけ時間が与えられた。
10月の自分は悩んでいた。事例4は相変わらずミスが減らない。事例1-3は、解答スタイルに揺らぎが生じていた。「試験直前に、自分のスタイルを変えること。」試験に不合格だった人がよくあげる原因と分かってはいたのだが。
以下、第1週、第2週、第3週にわけて述べる。
1.第1週
事例4:引き続き過去問を回すが、ミスがゼロにならない。それでも過去問を愚直にまわした。この頃には、経営分析やCVPやディシジョンツリーはなんとかなりそうだったので、ひたすらNPVばかりやっていた。イケカコもやった。
事例1-3:9月末から「ふぞろいの合格答案」を読み始めていた。当時、受験校の模範解答をベースに解答スタイルを作っていたのだが、「キーワード式の方が良いのでは」と解答方針の修正を進めていた。何が正しいのか、手がかりが欲しかった。
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2.第2週
一番心配なのは、体調不良である。このころは本当に健康に気遣った。
事例4:過去問NPVばかり。これでもまだミスが残る。ふがいない。
事例1-3:ふぞろいを読んで解答方針を変える一方、さらに「2次試験70点越え再現答案まとめ」を見つけ夢中で読む。これを見て、「あれ?ふぞろいで見たキーワードを含まずに、70点取っている解答多いな。やっぱり受験校の模範解答の方がいいのか?」と考える。
そして、解答方針を変えた(2度目)。
一言でいうと、受験校のメソッドとふぞろい流評価のミックスというか。多面的に解答構造を作りつつ、ふぞろいで加点対象になった頻出キーワードや、模範解答の頻出キーワードをちりばめる、というものである。
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3.第3週(最終週)
直前の模擬試験として、2年前、すなわち平成27年度の問題を解いた。実は平成27年度は初期に一度だけ解き、その後は手を触れないでおいた。初見の感覚で受けられる。なお、2年前の問題に関するふぞろいは手に入りにくい。無理に買うよりも、残しておいて1週間前に試しに解くのがお勧めである。
平日に、平成27年度の事例を1つ1つ解いていった。新しい解答方針を試し、タイムマネジメントを確認した。結果として、時間内に終わらせることも可能で、まあまあの手ごたえだった気がする。
普段、事例1-3は解答骨子作成を行うのみで、実際の記述は省略していた。(これであれば、骨子作成40分、解答確認20分で、なんとか1時間以内で終わらせられる。)だから、久々の解答作成は新鮮だったが、ちゃんと準備できてよかった。
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4.10月21日(土)(前日)
前日は、午前中だけざっと事例4の復習をする。午後は、家族と一緒に過ごし、期日前投票に行こうとするが、長蛇の列となっていて諦めた。縁起をかついだわけではないが、カツを食べに行った。台風が近づいていて、交通機関に乱れがないといいなあ、と思いながら。
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以上が、自分の二次試験対策の備忘録である。
もしもこの頃に戻れるならば、何を変えようか。平成27年度の過去問を問いた後に、可能な限り受験校の模範解答を集め、自己採点することだろうか?いや、そんなことをしたら、また迷っていただろう。自分は、その状況下で最善の手を打ってきた。今は、そう信じるしかない。