再現回答の採点サービスを利用しなかった3つの理由
二次試験の後には再現答案をつくるが、それを採点する受験校のサービスがある。
LEC、和泉塾、SLA、Score、等。答案の講評とともに、合格可能性を評価してくれるという。
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自分は試験日に再現答案を作ったのだが、実は採点サービスには送っていない。
再現答案を作ることで、「やりきってしまった感」があったのが主な原因なのだろうが、それ以外では以下の3点が理由である。
1.再現度合いに自信がない
過去の記事にも書いたが、「完全な」再現答案の作成は難しい。自分も当日作り、そこそこの再現性とは思うが、数問は「あれ?ここの解答の最後の論点、何書いたっけ?」ということがあった。不完全なものを採点してもらうのが、申し訳ないのだ。
2.評価基準の信ぴょう性
鷺山はるこさんのブログによると、そもそも評価は難しいのではないかという。
中小企業診断士 鷺山はるこのブログ「Si.Eccolo(スィ,エッコロ)」 : 採点サービスねぇ・・・。
実際、二次試験の公式な解答が発表されていない以上、公式の評価基準は不明だ。多くの受験校はノウハウと独自の採点基準があり、本物に近い採点を得られるのだろうと思う。講評も価値が高いものであろう。
だが、自分の100%再現できていない答案ということもあり、採点結果に一喜一憂したくなかった、というのが正直なところである。良い結果が出て喜んでも、「いや…でも本当は不合格かも」と思いそうだ。逆に悪い結果が出ても、「いや…ここの受験校の採点にあっていなかっただけだ」とか思うだろう。
3.本物の試験採点者に一途でいたい
自分の答案、それは本物の採点者へのラブレターのようなものだった。(まあ、頭の中では与件文の社長のことで頭はいっぱいだったが…)
あなた(採点者)に読んでもらうことを考えて、筆をとったのだ。だから、OKか、ゴメンナサイか。その結果が出るまでは、誰にも見せたくないのだ。胸の中にしまっておきたいのだ。
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とまあ、3.は気持ち悪い感じにまとめたが、自分は俎上の魚になることを決めた。
公式の結果が出るまでは、おとなしく待つ。果報、寝て待つ。