問題を認識し、「正しく問う」ことの重要性
最近「問題解決大全」という本を読んだ。2017年のお勧めとするブログを見たのがきっかけである。
この本によると、問題解決には2種類あるという。ひとつは、リニアな問題解決。もうひとつは、サーキュラーな問題解決である。
リニアな問題解決は、文字通り直線的な因果性を基礎におく問題解決法。サーキュラーな問題解決は、あまり聞きなれない言葉だけれど、原因と結果の関係がループしている場合に用いるらしい。
要は、どういう問題であるかを適切に認識し、「正しく問う」ことが重要なのだ。サーキュラーな問題では、問題が「問題」として姿を表していないこともある(与件文みたいだ)。問題を正しく問うことができたならば、解決策も自ずとセットで出てこよう。
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この本、中小企業診断士の業務には大いに役立ちそうである。企業が直面する問題に対して、ひとつひとつ鍵を入れていくかのように、解決策を試していく時に使える。
では、診断士の試験ではどうか。
今のところは、難しく感じている。というのも、まだ手法をうまく使いこなせず、時間がかかってしまうのだ。80分と言う時間制限の中では、問題を分析し、かつそれを文字に落としていくことはまだできない。もう少し使いこなして、自分なりにカスタマイズしていく必要がありそうだ。ただし、「問題を正しく認識する」ことの重要性はよくわかったので、まずは与件文を読むときに、意識して読みたい。