診断士にとってのPDCA
診断士の一次試験で、PDCAという用語を勉強した。
試験以外でも、すっかりおなじみの言葉だと思う。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)を意味しており、業務を継続的に改善していくものだ。
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PDCAは企業の事業によく使われる印象だが、「診断士の助言」においてPDCAを回すとはどういうことなのだろう。
解決策の助言がPならば、Dは企業が実行する。それならば、CheckとActは診断士と企業、どちらがするのだろうか。診断士は助言をしたら業務が終わるケースも多そうだが、CheckとActを診断士と企業が一緒にするのがベストであろう。診断士にとっても、その助言が適切だったかどうだか測ることができる。自分の助言の質を改善することができるわけだ。
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なお、PDCAのC(評価)の部分は、なかなか難しい。実施(D)の部分を評価するにしても、何が問題で、そして原因が何かを特定する必要がある。さらに実施(D)だけでも難しいが、計画(P)の部分も評価するべきだと何かで読んだ。
診断士試験でいうならば、学習計画の立て方が適切であったかも含め、振り返るべきであろう。自分の2017年度の試験は負けてしまったが、学習計画の立て方、そして自分の書いた解答(助言)の評価と改善は行っておきたい。結局、自分の助言は成果を出せなかった。なぜ、成果が出せなかったのか。「問題の認識」に問題があったのか、助言の部分に問題があったのか。そこを見極めることが、来年の試験への第一歩であろう。
まあ年末年始は時間がある。まだまだじっくりと考え、来年からスタートダッシュを切りたい。