俺はSTEAM育児とお菓子作りで家族からの評価を上げたい

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仕事や勉強する上でのおすすめのノート術と関連本

 

 

最近、ノートの使い方を意識して過ごしている。中小企業診断士の試験勉強にも、通常の業務にも役立つと考えているからである。

 

思えば小学校からノートと付き合いが始まりながらも、きちんと向き合ってこなかったような気がする。今回はちゃんと考えて、長く付き合えるようなノートを作成することを意識してみた。

 

これまで作ってきたノート

これまで自分がノートを使う場面は限られていた。読書のメモ、仕事用(議事録等)、考えの整理、くらいだろうか。読書メモをする際も、要点を箇条書きして、何回か読み返して処分していた。考えを整理するためにもノートに書くことはあったが、とりとめもなく記載するだけで、特に読み返すこともなかった。

 

考えを整理するには、ノートよりもA4の裏に書くことがあった。これは、赤羽さんのゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングを参考にしたものだ。これを日常的に行うと、考えが整理され、思考のスピードが上がるという。どれだけ効果があったかは分からないが、考えを紙に落とす習慣はそれなりについたと思う。

 

新たなノートの工夫

ではノートの使い方をどう改良したのか。

 

まずはノートの目的を整理した。目的は、①暗記、②考えの整理・発想、の2つにしっかり区別することが大事だと思う。大学受験生が受験勉強に②を使うことや、アイデアとか発想を求める人が、①のノート術を使っても、あまり意味はない。(大学受験の高校生には、②で発想力とかを鍛えて欲しいという気持ちはあるが。)

 

後、リニアなノート(上からつらつらと書く)は作成しないこととした。

 

では、以下にそれぞれの目的に沿って説明する。

 

(1)暗記

コーネル式をベースにルールを作成した。右側から書き始める点が特徴であり、そこから左側に暗記すべき事項の要約へと進めていく感じである。以下に順序を羅列する。

  1. 右側の上部に、講義の内容、本の内容、セミナー内容等を書く(知識・情報)
  2. 右側の中部に、知識・情報の疑問点や補足事項を自分で調べて書く。
  3. 左側の上部から、知識・情報・キーワードを質問の形式に落とし込んで書く
  4. 引き続き右側の中部に、補足事項や復習、内容を熟考して追記
  5. それに対応する形で左側に、質問形式の追記
  6. 左側下部に、ノート全体の要約を最終的に書く。一見するだけで内容を反芻。

左側が一問一答、そして右側はそれを支える知識・情報・思考、という位置づけだろうか。

 

(2)考えの整理・発想

 こちらも基本は、ノートを見開き右側・左側に分ける。具体的なプロセスを以下に示す。

  1. 右側の中央に、アイデアなり考えを書く
  2. イデア・考えの下部には「なぜそうなのか?」を考えて書く
  3. イデア・考えの上部には「その結果、どうなる」を考えて書く
  4. 左側には、右側の思考ラインを批判する内容を書く
  5. 批判内容の下部に、「なぜそうなのか?」を考えて書く
  6. 批判内容の上部に、「他に代案はあるか?」など、考えを発展させて書く

このノートの目的は、暗記ではなく思考の発展である。無論、一度にこれだけ書き込む必要はない。何度も読み返し、そのたびに何か追記していく、くらいの姿勢で良いであろう。

 

共通するポイント

・余白を必ず残す

後から見返して、また追記できるようにするためである。これを行うことで、発想が深まり、また暗記も定着しやすくなる。

 

・何度も見返す

何度も何度も見返すことが、ノートに書いた内容をちゃんと理解し咀嚼する上で必要である。時間が経って見返すと、忘れていることもあれば、新たなアイデアが生まれることもある。何より、自分の意見や考えを客観視することができるようになる。

・ルールはシンプルにする

ノート術に関係する本を読むと、色々なルールが設定されている。だが、長く続けるためには、自分自身に適した形にカスタマイズするべきであろう。またそのルールは、長続きさせるためにも、なるべくシンプルにした方が良い。

 

ノート術を使った感想

これらノート術を使った感想としては、自分の考えに幅を持たせられるようになった、ということであろうか。自分の考えをノートに入れる癖をつけておくと、日常的な考えに対しても、「なぜなのか?」「そうするとどうなるのか?」「本当にそうなのか(批判)?」といった考えを持つ思考の習慣がつくようになる。

 

暗記ノートに関しても、基本的には繰り返して記憶を定着させることが目的ではあるが、単に吸収するだけでなく、自分の知識として定着していくような気がする。まだまだ暗記ノートに関しては量が少なく、今後も試していく必要があるだろう。

 

まだ2週間なので、習慣化したわけではないが、引き続きノート術を続けて考えの幅を広げていきたいと思う。

 

たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術

たった1分ですっきりまとまる コクヨのシンプルノート術

 

そして最近は「トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術[超実践編]」という本を読んだ。この本で学んだ、ノート術の上で重要なポイントを以下に示す。

  • 情報を整理し、考えをまとめるコツは、「人」と「目的」を意識して、とにかく「書く」事。
  • 伝えたいことを明らかにし、それに対して投じられるであろう質問を思いつく限り書き記す。そのうちで重要な質問を3つ選び、その質問に対する回答を準備する。準備する回答はそれぞれ3つ。
  • これら3つの質問に対する回答を、A3の用紙に写真や図表を入れて書き記すと、1枚で説明できる資料となる。

 

追記(2018年7月)

最近はマンダラート発想法という形でノートを作成している。3x3のマスをノートの中央に書き、真ん中にテーマ・項目を記入。そして、下段の中央から「の」の字を書くように各マスを埋めていく書き方。とりあえずリニアな書き方をしないことと、ノートに余白を多く書くことが重要である。

 

これと同時に、「情報をできるだけ細分化して、集中管理すること」が重要である。情報を繋げて細分化し、そこで情報を管理すること。情報をインプットする時は、なるべく短期間で集中して1つのテーマを行う事。それを心がけている。

 

さらに情報には、①一次元情報(生の情報)、②二次元情報(アナリスト情報・記事)、③三次元情報(自分の理解・洞察・普遍化・抽象化)がある。この次元間を超えて、不断のフィードバック(再認識)こそが重要となる。