俺はSTEAM育児とお菓子作りで家族からの評価を上げたい

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採用学と山本五十六にみる、幼少期に育てる「変わりにくい能力」

 

 

子どもにSTEAM教育をしていくにあたり、何の能力を伸ばすべきか考えました。

 

まず思いついたのは、コミュニケーション能力(傾聴力や交渉力も)、問題解決能力、判断能力ぐらいかなと思ったのですが、「採用学」という本によるとこれら能力は「変わりにくい能力」ではないようです。つまり後からでも挽回がきく。

 

では「非常に変わりにくい能力」が何かというと、以下のものとなるそうです。

・知能
・創造性
・概念的能力
・部下の鼓舞
・エネルギー
・情熱
・野心
・粘り強さ

 

 

ということで、まずは上述の能力を念頭に以下の教育方針をとることにしました。

 

1.カタにハマらず、自由に考え回答できる遊びや学習を優先する

これは「創造性」を意識しています。あと「概念的能力」も少々。

 

誰かがつくった答えのある問題ばかりをやらせるのではなく。

絵画や粘土やダンスといった自分を自由に表現できる情操教育をやらせたり。

粘土をするにしても、単に粘土だけで作品を作るのでなく、爪楊枝や磁石やコインを使ったり。紙に書いた絵と合体させたり。

私自身の創造性をつかって自由に作品を作っているところを見せるようにしています。

 

また紙を使ったお絵かきをした時も、紙を破いて千切ったり、絵の具を塗るのでなく折り紙をつけたり、ペットボトルに貼り付けて立体にしたり。

 

さらには粘土の経験と、紙のお絵かきでの創造性の発揮を見せた後、どちらも同じような考え方をしていると伝えます。

 

「既にあるもの、与えられたものをそのままやるのでなく、他に何か工夫はできないかな、みる人が面白いと感じる方法はないかな、この物体の特性は何かな、と考えて作ってみた」というように、私がどう考えて手を動かしたかを示しています。

 

2.メタ的に物事をみて概念化し、別のものに応用できる問いかけをする

まずは一つの活動をするときに、他の活動とリンクできるように助言しています。

 

新しいアクティビティをやる時は、「〇〇の時と同じだよ、まずは基礎的な動作を練習して、それが慣れてきたら徐々に新しい動きをやっていけばいいんだよ」など。

 

さらに算数や国語といったドリルや問題をやった後は、私自身で発展問題を出すようにしています。

 

算数だと例えば、10+20=30を学んだ後に、10、20、30とあるように、100の位は100、200、300と続くんだよ、では100+200はなんだと思う?など。

何か似たようなものや事象があった時は、何が同じで何が違う?と聞いてみたり。

 

メタ認知や多角的に物事をみることを教えるのは難しいですが、なるべく私自身がそのような目を持って考え、示して伝えるようにしています。


3.夢中になれる環境を提供し、成功体験を積ませる

我が家では、基本的にあれやりなさいこれやりなさい、とは言いません。やって欲しいな、と思ったらまずは両親である我々が動きます。

 

例えば創造性を持って工夫をした遊びをして欲しいな、と思ったら上で述べた通り、まずは親がやってみせます。

算数や国語のドリルをやって欲しいなら、まずは親が何か勉強します。英語とか簿記とか。

それで「今は勉強してるんだよ、○○もお勉強してみたら」と促すと自分でやるようになっています。

 

積み木をつかった遊びも、単に組み立てるだけでなく、人形と一緒に家にしたり、ピタゴラスイッチのような遊び方をしたり、新しい使い方も見せたりしています。

そこで夢中になって自分でやり始めたら、途中でスッと抜けて、1人遊びで夢中になってやれるようにしています。良い作品ができたら壁に飾ったり、写真に撮って後で見返して「この発想は驚いたなあ」など承認する気持ちを伝えつつ、成功体験を積むようにしています。

 

「情熱」「粘り強さ」「エネルギー」が持てるようになってほしい、と考えてのことです。夢中になれること、自信を持って取り組めるようになって欲しいなと思っています。



正直、「知能」については具体的に何を意味するかわからなかったのですが、なるべく自分で筋道を立てて考えることや、疑問に感じること、その疑問を回答するという姿勢を伸ばすような働きかけをしたいなと考えています。後、「野心」も難しいなと感じています。

いずれにせよ、上の説明でもちょくちょく触れましたが、まずは親自身がその能力を使って何かを示し、子ども自身もやっていけるよう環境を整えていくことが大事かなと思いました。

 

山本五十六の言葉が改めて沁みますね。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」