2次試験、落ちた1年目と受かった2年目
もうすぐ中小企業診断士の二次試験である。
改めて、落ちた1年目と受かった2年目の自分の再現答案(2年目は要点だけ)を見比べてみる。何が違って、決め手となったのか。
1年目の成績はAACAで不合格(230点代)、2年目はBAAAでの合格(240点代)だった。僅差。
事例1や事例4の実力や出来はほとんど変わっていなかったと思う。ただ、事例3は1年目にCを取ってしまったので、1年間意識して勉強した。その結果、2年目は1番点数が高い事例となった。
1年目と2年目を比較して最も変わったのは、事例3の能力なのは間違いない。1年目は理解が足りていなかったが、2年目には得意科目へと伸ばせたということだ。
一発合格が必ずしも良い事ではないだろうが、1年目に「事例3は自分にとって理解が足りていない、弱点科目だ」ときちんと認識して対策できていたら、1年目に合格できていたかなあ、と感じる。
確かにMMCの模擬答練をやった時、12事例のうち唯一事例3だけは2回程基準点を下回った。「もう事例3は理解できるようになった、事例4に注力しよう」と途中で判断した1年目だったが、それは間違った戦略だったのだろう。
受験生の方々は、2次試験までの準備も大詰めかと思う。ご自身の実力の見極めは、客観的データも踏まえ、適切に行っていただきたい。
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識 (2019年版)
- 作者: 関山春紀,川口紀裕
- 出版社/メーカー: 同友館
- 発売日: 2019/07/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
あと我ながら誤っていたと感じるのは、事例4で高得点をとり、事例1-3の点数をカバーしよう、と1年目は考えていたことである。
得意科目を作っても、思ったほど高得点が取れるものではないという印象を持ったので、自分にとっての2次試験は、何より弱点科目を作らないことが大事だったなと感じている今である。