標題のようなことを最近は考えています。
もともと統計分析は得意だったし。一次試験でも、得点源(というほど配点は高くないが)だったし。なんとか統計分析を強み、他の診断士との差別化の要素にできないかなあ、と最近は考えておりました。
使えないとアウト! 30代からは統計分析で稼ぎなさい (アスカビジネス)
- 作者: 蛭川速
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2017/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そんな中で、上のような本を読んだり。ちなみにこの筆者も中小企業診断士とのこと。
一次試験でも勉強しているので、書いてある内容はよく分かる。統計の基本的な概念について書かれており、さらに統計データで顧客のインサイトを把握する方法や、ABC分析やパレート分析などのマーケティング手法なども紹介している。その他、PEST分析や5Forcesとか。
こういう統計分析に関する本、特にビジネスという切り口で書かれている本を読んで思うのが、「活用できる」レベルに達するまでに非常に距離を感じるということ。
基本的な知識や手法についてはよく分かる。それを使った事例についても理解できる。だが、実際に診断すべき企業を前に、利用可能なデータをもとに、どの統計分析手法をつかって、どのような仮説ないし仮説の証明を行うか。そのツールの当てはめと分析できる能力というのは、どうすれば身に付くのか。そこが悩ましいところである。
実際は、統計分析を活用して診断できる人のもとで、丁稚奉公できるのが良いのだろうが…。こればっかりは、自分で色々と試してみるしかないな、と考えている。